「桃モッツアレラ」から見えるネット社会や今どきな皆様についてオバサンが考え込んだ件

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たまたま桃をたくさん頂いたので「何か美味しい食べ方は・・・」と、検索したら話題のレシピと遭遇。目からウロコの素材の組み合わせとお味ですが、それ以上にこの一皿は色々な事を私に教えてくれました。



社会現象としての桃モッツァレラ

 

発端の頂き物の大きな桃たち

発端の頂き物の大きな桃たち

「生で食べた方が果物は美味しい!!」と、確かに思っていた自分でもありました。が、千載一遇の出会いを求めてネットでアレコレ検索。そしてこの「桃モッツァレラ」と出会いました。

桃を使ったメニューは「桃の冷製スープ」や「桃の冷製パスタ」など、そこそこヒットしましたが、レシピを深追いしていくうちに「桃モッツァレラ」だけが様子がちょっと違ってきました。大絶賛する猛烈な支持者と、怒りを込めて「激マズッ!!」と書く人々。1つのレシピでここまで意見が分かれ、それが公に晒されていることにビビリました。 だって、食べる行為自体がすごい個人的なことなのに、なんでこんなに「良くも悪くも煽っているんだろう?」と。SNS後発組のオバサンがそれなりに考えてみました。

元祖レシピとその周辺

まずはレシピ通りの材料で

まずはレシピ通りの材料で

そもそもこのレシピ、2007年に料理研究家の内田真美先生が初めて出版されたレシピ本「洋風料理 私のルール」の中で考案された料理です。

その後友人で人気食ブログガーの「ツレヅレハナコ」さんがレシピを公開し、ツイッターで毎年その時期になるとツイート。そのかいあって?2014年にツイッターから火がつき、NAVERまとめなどの「まとめサイト」で熱狂的な支持を受けて、大爆発からの大拡散。

この料理を絶賛する人々の褒め方?熱狂ぶりもちょっと違和感を感じましたが、「口に合わなかった人たち」の騒ぎようもちょっと異常。「どれほど不味かったか」と、力任せに発信するか、もしくは「やっぱマズイよね」的に仲間捜しをしているような、とにかくアンチの大合唱。な、なんでそこまで熱くなっているんでしょうか。

1つには「元祖レシピ通りに作らずに、亜流や簡易版で作った人たちがいた」こと。シンプルな材料と手順のため、逆から言えば計算し尽くされたレシピなんだから、最初はやはり「その通り」に作らないとダメでしょ。勝手にやって勝手に怒るのは言いがかり?八つ当たり的かな?と。

その辺についてレシピ拡散の立役者であるツレヅレハナコさんはtogetterの「保存版 桃モッツアレラレシピ! 考案者の作成写真つき!」で以下のように申してます。

●「桃とモッツアレラのサラダ」の反響を誰かがまとめているw 確かに今年は「桃 モッツアレラ」でツイッター内検索すると大変なことに…。でも、できれば桃缶とポッカレモンではなく、生の桃とレモンがオススメ!」

●「プロの料理家さんのレシピって、本当に計算され尽くしていると思うんですよ。特に桃モッツアレラは、奇跡的な組み合わせ。だから(気持ちはわかるのだけれど)、まずは省いたり、材料を変えたり、増やしたりしないで、忠実に作ってみると良いのではないかと。数百円の出費で、想像を超える味になる。」

●「バルサミコ酢じゃなくて白ワインビネガーだよ。レモン汁じゃなくてレモンの皮だよ。桃缶じゃなくて生の桃だよ。そして、考案者は料理家の内田真美先生だよ。雑なまとめって悪だな…と諸行無常の気持ちで桃モッツアレラフィーバーの行く末を見守っている。」

これを受けて考案者の内田先生も・・・

●「夏の桃の時期に楽しむサラダですので、生の桃とレモンの皮で是非。昼下がりに白いお酒と一緒に。後、醸造されたワインビネガーを加える事で料理へ成立させます。レモン汁だと桃と同調してしまいますので。(果実同士)」

深く頷けちゃいますね。彼女達は正しい。



考案者の内田真奈美先生とその著作について

内田先生は長崎県出身の料理研究家でもあり、一女の母でもあります。ご実家は料亭を営んでおり、幼少の頃から料理の世界に親しんでいたため、舌のセンスもきっと小さな時か培われたのでしょう。

彼女の料理は自身が普段の料理の中から編み出したモノで「独自のルール」に則っています。 発端となった「桃とモッツァレラ」が掲載されている著書「洋風料理 私のルール」に話しを戻しても、「桃とモッツァレラ」以外でも「かぶと白ぶどうのサラダ」など意外な食材の組み合わせや、「カリフラワーのペースト」「レモンビタービネガー」「なすのオイル漬け」など、ベースとなるレシピとそれらを使ったアレンジレシピも多数掲載。 写真の撮り方、料理に対するコメント・コツなど、他のレシピ本にはない独特な世界観が貫かれた一冊です。

まとめ

このレシピ本は「頭でっかちに決めつけず、基本を知って、あとは自分のルールで自由に展開していけばいいという軽やかさが新鮮な料理本」とも紹介されています。

正直、定番のドーンとした味が好きな・・・例えば食べ盛りの息子とか旦那や、昔ながらの味が好きな舅・姑にはウケないかも知れませ。しかし、味覚は人それぞれ。食べる状況にもよりけり。実際に自分で作って、味わって、そこからの等身大のささやかな発信で良いのではないでしょうか。

すみません、尻つぼみなまとめですが「自分の作ったモノ」が意図しない方向へ勝手に突き進み、言いたい放題言われている図は辛いです。 良くも悪くもSNSの拡散力は凄いです。「相手の立場になってモノを言おう」と子供の時に習った、対人関係の基本的なルールに立ち返ることも必要なんじゃないでしょうか。

以上、「桃モッツァレラ」から学んだことでした。

「蛇足情報」

「桃モッツァレラ」流行した当時、「リッツビッツサンド 桃モッツァレラ」なる商品も出ましたが、これはさほど話題にはなりませんでした。

教訓:二匹目のドジョウはそう居ない。



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