君は「オノマトペ」を知っているか?「梅」からオノマトペに目覚めれば人生がさらに賑やかになる

梅ジャムの資料写真
梅ジャムの資料写真

「梅干しの本漬け」も終了し、先発で熟成進化中の「梅酒」の梅達も良い感じにシワシワになってます。梅雨明けの「土用干し」の日を虎視眈々と狙う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

「梅」を枕に言いたい放題を言ってるヒグチですが、ここで急なカミングアウトです。「私はカタカナが苦手」です。お年寄りアルアルが丸出しです。

「アナログ」を「アナグロ」としばらく思い続け、「オノマトペ」をしたり顔で「マノオトペ」を言っちゃうレベルです。あ〜〜〜〜〜っ、スッキリした。そしてこの勢いで、今回は「梅ジャム」作りとオノマトペで遊んでいきます。

ドンヨリとせずに最後まで一緒に走り抜けて下さい。

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そもそも「オノマトペ」とは何?

オノマトペは元々は擬声語を意味するフランス語で、日本では擬音語・擬声語・擬態語の総称として使われています。が、この説明じゃよく分からないですね。

「擬音語」とは「物が発する音や声を文字で描写した語句のこと」=ドッカーン・リンリン・ワンワン・カァーカァー

「擬態語」とは「状態や心情など、音のしないものを音によって表す言葉のこと」=ツンツン・デレデレ・ニヤニヤ

で、この「擬音語」と「擬態語」を合わせたものを「擬声語」と呼んでいるようですね。しかし、このような学術的な分類はこの際どーででもよいです。

言いたいことはね、「日本人の日々にとってオノマトペはとてつもなく重要」と、言うこと。つか、オノマトペは日本人の日常生活の中で無くてはならない存在になっています。

他の国の言語と比較しても、日本語におけるオノマトペ率はメチャクチャ高いんです。マーケッターの笠原耕三氏によるとその数は4800種類以上で、他言語の5倍以上の数だそうです。それは、何故か?

答え:他の言語に比べて音節、つまり音のかたまりの数が圧倒的に少ないのが原因のようです。

そのため、貧弱な音節を補うために、日本人は『イライラ』『ムカムカ』といった、漢字では書けない二音節反復型のオノマトペを数多く発明してきたんです。・・・・ここまで読んで「あ、な〜るほどっ!」と、思われた方、共感してくれてサンキューです。

オノマトペは日常の表現に織り交ぜることで、物事の様子がより伝わりやすくなるメリットがあります。

漫画の表現なんかで見ると・・・ドシュッ!グフッ!とかの「描き文字」なんかも進化形のオノマトペ活用例ですね。「北斗の拳」の「ひでぶっ」「あべし」「ぶぎゃあ」とか、懐かしく思い出した人、昭和ですよ。

また「日本語は食べ物(食感)に関するオノマトペの数が世界一」として認定されています。「モチモチ」「トロトロ」「サクサク」「アツアツ」の言葉達がソレで、ゆうに100種類を越えています。何気なく使っている言葉ですが、実は感性の豊かさを表しているのかも知れません。

このように、物事の声や音・様子・動作・感情などを簡略的に表し、情景をより感情的に表現させることの出来るナイスなツールとして便利なオノマトペ。コレがあるから日本語は楽しいと断言する人もいるほどです。

と、言うわけで今日はどこまで出来るか自信はありませんが、オノマトペを使って「梅ジャム作り」を紐解くことに挑戦です。

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サクサクッと「梅ジャム」作りをしちゃいます。テレッテッテー

梅干し作りの時に「熟した黄色い梅」を使いたいため、部屋で並べて追熟させている最中に傷んだり、斑点の浮いてきた子達を「梅ジャム」に使います。デデン!

梅ジャムの資料写真

水洗いして軽く水気を拭き取った2軍落ちした梅達の、傷んだ部分や斑点を包丁でカットし、ビニール袋に入れて冷凍します。

梅ジャムの資料写真

そうやって、チョコチョコと2軍落ちの子達を集めては冷凍し、来たる「梅ジャム」デビューの日まで溜めておきます。

こんな感じで空気を抜いて(人間バキュームと化してストローで中の空気を自ら吸い抜く)冷凍してストックします。

梅ジャムの資料写真

梅ジャム候補生達と冷凍するのには2つの理由があります。

1つは、これ以上痛みや斑点の進行を抑えるため。

もう1つは、一度冷凍した梅を解凍することにより、冷凍→解凍することによって梅の細胞壁が壊れて、中の水分が出やすくなるから時間短縮にもなるし、きめの細かいジャムにもなるからです。

また、皮を剥いて冷凍すれば「より滑らかな口触り」の上品なジャムになり、皮ごとジャムにすれば「味わいの深い、触感のある」ジャムに仕上がります。個人的には手間がかかりますが皮付きの方が好きです。

「砂糖は梅の重量の8割から同量」(もし梅が1キロなら砂糖は800グラムから1キロ)を準備。

鍋に凍ったままの梅をゴロゴロといれます。「砂糖の半分の量」をまず、凍った梅と混ぜて30分ほど放置。温度差で鍋の表面が汗をかきます。

梅ジャムの資料写真

中火にかけて水分が出るまでユックリ待ちます。梅がグズグズに溶けて砂糖も溶けます。

ヘラなどでかき混ぜたり、潰したりしながら待っていると、そのうち全体的にとろけてアクが浮いてきますからこまめにすくって取りましょう。

梅ジャムの資料写真

良い感じに果肉に火が通ったら、いったんザルにあげます。火傷に注意して下さい。

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右の熱い梅ジュースは後で合体するから捨てないように。左のザルの中の煮えた種入り梅とはここから戦いがスタート。ドドドン!

梅ジャム資料写真

ヘラなどでゴイゴイわりと強めに擦って果肉を下に落とす。見た目以上に皮があるし、種もあるし、熱いからちょっと頑張る。

梅ジャム資料写真

ある程度、果肉が落ちたら今度は熱いからゴム手袋して種の周りの果肉もグチャグチャしつつも落としていく感じに。

梅ジャム資料写真

漉した梅ジュース状態のと、ザルの下に溜まった果肉ペーストが合体したところ。

パッと見は濃厚なマンゴー的なイメージ。ここから「煮詰め第2弾のスタート」このタイミングで残りの砂糖を全部入れます。ザザンッ!

この状態だと「ジャバジャバ」な感じだけど、弱火で20分ほどユックリ加熱すると、気持ち煮詰まって少しだけ「シャブシャブ」した感じになる。

途中でまたアクが浮いてきたらコレはこまめに取って捨てる。

「ジャバジャバ」も「シャバシャバ」もちょっと微妙過ぎて伝わりづらいし、何より、この梅ジャム作りの特殊な部分ですが、種や皮も一緒に煮ているため、通常の果物のジャムより「ペクチン」と言う成分がよく煮出せてるんですね。

だから他の果物でジャムを作る場合、果物によってはトロミづけに私は「粉寒天」を入れる時もありますが、こと、梅ジャムに関しては自力でトロミが出ます。

よーく、ナベの中を見ると煮詰まって減ったラインが見えるでしょ?こんな感じまで煮詰めてもこの程度のユルさです。

梅ジャムの資料写真

こんなトロットロな感じですが、これをビンに入れてあら熱を取ってから冷蔵庫で保管すると・・・・翌朝

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アラッ!びっくり。スプーンですくえるほどの堅さになってます。

以上!梅ジャムの作り方でした。ジャーン!!

ドンヨリな自分にオノマトペを挿入してみるキラリーン!

頑張って「オノマトペ」を挿入?してみましたが、ちょっと無理がありましたね。私の時代のオノマトペと今のオノマトペじゃちょっと乖離もあるし。

今のオノマトペは多分にネット(2チャンネル)とかゲームの影響があります。ケンケンガクガクとかドギマギのレベルじゃなかったです。ちょっと無理して使った部分は用法が違ってるかもしれません。

今回、何故、梅ジャムで「オノマトペ」が出てきたのかと言うと、販促用のチラシにオノマトペを見つけたからです。

梅ジャムの最後に行程の部分で、以下はそれの丸のママの引用です。

残りの砂糖を入れ、少しジャブジャブの状態になるまで煮詰めていきます。アクが出たら取り除き、わずかにとろみが出るまで(15〜20分程度)煮詰めてください。とろみが出たら、すぐに火をとめます。

個人的に「えっ、ここでジャブジャブかぁ?」と引っかかったのがキッカケです。

「ごく軽くトロリとしてきたら」の方が近い気もしますが、でもジャブジャブだと・・・最初の火いれの時に、梅が解凍されて果肉がズブズブになって、水分と実が混在してる状態の方が「ジャブジャブ」じゃないか?と思ったりもします。

欧米の言語学は、擬声語は「子供っぽいもの」と見なしていたようです。確かに日常的な使用はともかく、論文などではオノマトペは使われません。この傾向は日本にもあります。

だから、逆に私も販促チラシのオノマトペが気になったんだと思います。そこだけ表現が「素」と言うか、「公な感じが抜けた」ように取れたかれでしょうか。

たしかに、森鴎外や三島由紀夫のようにオノマトペを忌み嫌った文学者が一部にいたのも事実です。

しかし、平安時代の「今昔物語集」に出てくる擬音語・擬態語(ようはオノマトペ)のうち53%が1000年経った今もほぼ同じ意味で使われています。「ガサ」「カラカラ」「キラキラ」「コソコソ」などがそうです。

また「プレゼンテーションの天才」の異名を持つ故・スティーブ・ジョブスさんは、英語のオノマトペは日本語に比べて極めて少ないのにも関わらず、その少ないオノマトペを駆使して見事なプレゼンテーションを行い「オノマトペの魔術師」とも呼ばれてたそうです。

かなり印象的なプレゼンテーションのようで、物凄い数のオノマトペが出てくるそうです。

まぁ、そんなこんなでオノマトペ。公私の使い分けやオフィシャルマナー的なアレヤコレヤもあります。

しかしながら、その辺の枠を取っ払って考えた場合、「今昔物語」やジョブズさんなど、自らの感性で磨き上げた人達は見事に使いこなせてるんだし、何より使っていて楽しい。鈍った感性のカンフル剤にお薦めでしょうか。

たしかに目上の人相手に使うとマズイ時もあるのなら、なら「自分が自分に使う分には良い」でしょ

梅雨時も後半戦に入り気持ちもちょっと滅入りがちなら、尚のこと鼓舞する感じで「自分で自分にオノマトペを作為的に使ってみる」のも手かもしれません。

「梅ジャム」ゾワゾワするほど美味しいです。自分、良い仕事をしたぜっ!お見事、パフパフッ。・・・!?で、しょうか。

 

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