障害者陸上チームのコーチが語る!現在・過去・未来の横浜マラソン。びっくりな実際と希望と想い

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Kさんは横浜市を拠点にしている障害者陸上チーム「横浜ラストラーダJr」コーチをもう、15年近くもやってらっしゃる方です。今回も伴走して走ってました。去年の第1回大会の時はお試し走行で高速道路も車いすで走ったようです。車いすが高速道路を走った事実は衝撃的だったし、それ以外にも興味深い話や意義深い貴重な話が山盛りです。




ベテランコーチに聞く、車いすマラソンに参加する意義とは?

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コーチ歴15年のKさんは2大会連続でレースにも参加もしている強者。

タエコ
車いすの方々がこのようなマラソン大会に参加する意義とか必要性って、何ですか?
Kさん
やはり大人に関して言えば「世界を目指すパラリンピック」ですとか「社会貢献」の意義を持って参加している者が多いですね
Kさん
子供に関して「ジュニア育成」でしょうか
タエコ
「世界を目指すジュニア育成」と、言う事ですね
Kさん
そうです。あとは、余暇活動の中で、どうしても目標がないと難しい面もありますので
タエコ
確かに!
Kさん
短距離のマラソンで「自分でも走れるんだぞ」と言った体験が重要なんです。そう言った意味でこの横浜マラソンの2kmの部は「日常の車いす」で走れるのが凄く魅力的なんです
Kさん
「競技車」でなく「日常車」で、さらに堂々と公道を走れるなんて普段では無いことなんですから




衝撃!!の「車いすで高速道路を走行」の真実

と、ここまでは「なるほど!」フムフム的な会話の流れでしたが・・・Kさんがサラッと発した一言がびっくりでした・・・

Kさん
レーサーの方に関して言えば、国内の大会で唯一の高速を走れる大会になっていて、そう言った機会はまずないので・・・
タエコ
えっ!?車いすの10kmは高速走れないですよね。高速道路を走れるのは一般のフルマラソンの方だけじゃないんですかっ?
Kさん
そーです!10kmでは無かったんです。ただ、いずれは車いすもそっちのフルの方に行ければ良いなぁ〜と、思ってます
タエコ
そ、そうですね(焦)

 

・・・・この会話の流れでは、結局どのグループでKさんが「高速道路を車いすで走った!?」のかは不明でした。
帰宅後、何度サイトを見てもそんな事実が書かれていなかったので、大会終了より4日目、この記事を書くため大会事務局に電話をして謎が解明。

第1回目の去年はどうも「テスト走行」的な感じで「お試しで車いすのフルマラソンがあり」「高速道路も走った」ようです。
でも、この事実は去年の募集要項にも、今年のサイトにも・・・どこにも書かれておりませんでした。
Kさんに聞いて、大会事務局に電話して初めて分かった新事実!!

事務局のおじさん曰く・・・
「2015年の第1回大会は車いすは10kmじゃなくて、フルで何人かの方が検証していたんです。で、一般ランナーの最後の方と衝突して車いすの方が転倒して走れなくなったりしたので、今年はしなかったんです。首都高の入り口の上り坂とかもきつかったですし。」

そ、そーだったんですね・・・・。
車いすレースの参加人数変動と言い、良い意味で横浜マラソンは「試行錯誤」と「臨機応変」を融合させ、大胆な「お試し」をされている印象を持っちゃうのは私だけか?公式発表されている部分と、言ってない部分が意外とあるもんですね・・・。悪いとは言ってないけど。
補足ですが、大会本部に電話確認した翌日、たまたま第1回大会のフルマラソンに参加した方にこの「車いすで高速道路をテスト走行」の話をしたところ、とても驚いていました。
「いやっ、そりゃ、無茶でしょ!だって、高速の入り口の上り坂は半端なかったし、高速道路自体に傾斜が付いていて一般ランナーだって走るの大変だったもん」

しかし、実際にそこを走ったKさんは「車いすランナー達にも高速道路を走り抜ける経験」をさせて上げたいと思っているはずです。その気持ちも分からないではないです。




「お試し」連発の横浜マラソンだけど希望や期待も!

タエコ
今日も車いす2kmの募集が20名だったのに50名近い参加者がいたじゃないですか・・・
Kさん
 そうですね、去年は第1回目と言う事もあって、20名くらいの少ない人数でちょっとお試ししてみましょう・・と
Kさん
で、今回に関しては私も聞いた話しで実際は分からないんですが、50名くらいの募集を全部受け入れたようなんです。
タエコ
はいっ・・・?!
Kさん
応募してくれた人を全員受け入れてくれたんですよ。で、これもまたお試しだったんだと思うんです。実際どれくらいの人数を走らせたら危険が無いか?安全に運営出来るのか?って試したのかな
タエコ
ふむふむ、そー言った意味では横浜マラソンはまだ過渡期なイメージがありますね
Kさん
去年から2kmの部が始まって今年で2年目なんです。だから、まだお試し的な部分は大きいのかな?と思います
Kさん
しかし、横浜マラソンの2kmは子供達にとってはとても意義があるんです。どうしても横浜に限らず大きなマラソン大会は地方や海外だったりします。こうやって、地元で気軽に参加できるスタンスはとてもありがたいんです
タエコ
肢体不自由なお子様でも親御さんに車いすを押して貰って参加する事も出来るんですからね。家族で新しい事にチャレンジしたり、思い出を作れるこのチャンスをもっと世間に知って頂きたいですね
Kさん
そうなんです、だから2kmの車いすの枠を20名ではなく(今大会は20名枠に対して50名近くが参加した)もっと増やして欲しいですね
タエコ
来年の横浜マラソンに対する希望とか期待することは?
Kさん
今回、結構、大人数を受け入れてくれたんですが・・・
タエコ
そうですよね、50名は凄いですよね
Kさん
それが運営の方々にどう映ったかは分かりませんが、やっぱりできる限りの人数をレースに出させて上げたいと思うんです。こういった、楽しさや経験値を分け与えてくれるありがたい機会はもっと増やして欲しいです!!
Kさん
今大会は伴走で一緒に走ったんですが、早いスタート時間にも関わらず、チアリーダーの方々や応援団の方々が自分達に対して個別に声援を下さるんです!
タエコ
えっ!それは凄く嬉しいですよね!!
Kさん
はい、すんごく嬉しいです。また、セレモニーも別にあって、副市長さんがご挨拶頂いて・・・そう言った意味でも一般ランナーの方々とは違う部分でちゃんとした扱いで、逆に盛大にやって下さった方だと思います
タエコ
この経験をもっとたくさんの子供達にも体験させてあげたいですね!
Kさん
はい、来年も今年と同じくらいの人数を走らせたいです!!

 




まとめ

大会当日の夜のニュースはオリンピックの選考絡みで名古屋ウイメンズマラソンしか流れなかった。翌日のニュースでは横浜マラソンは「浜のグルメマラソン」的な扱いだった。それでも全然良いと私は思う。

色々な突っ込みどころがある大会だが、でも車いすの子達の目標や、家族の思い出など、大きな意義や夢や期待も内在しているのも事実。

第3回大会は開催日が秋に変更になり、今大会からは1年半近くもあく。この間に議論と検証を重ね、後発のマラソン大会ならではの独自の立ち位置を固めるには、1年半の期間は絶好のチャンスだと思う。

にわか横浜マラソンウォッチャーとしては、革新的な進化を本気で大いに期待しています。

 

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